「企業ブログを書く意味ってあるの?」
「企業ブログの効果は?」
このように考えている方のために、企業のブログの目的やメリット・デメリット、成功のポイントを紹介します。
本記事を読むと、企業ブログで人件費を削減しながら、集客力をアップさせられる理由がわかります。
企業ブログを始めようか迷っている方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
企業ブログの目的
企業ブログの目的は、潜在顧客を集客し、売上を上げることです。
売上につながらなければ、ただの趣味ブログになり、手間と労力だけがかかるからです。
ブログを活用すると、潜在顧客に自社の商品・サービスの情報を届けられます。読者の悩みを解決できる商品・サービスを紹介すると、集客につながるでしょう。
SEO対策を行い、ブログが検索結果ページに上位表示されると、アクセス数の向上が期待できます。
また、オリジナリティのある記事を作成し、ファン化につなげられると、商品・サービスの購入につなげられます。
企業がブログを書くメリット・効果5選
企業ブログのメリット・効果を知ると、記事を書くほうがよい理由がわかります。
企業がブログを書くメリット・効果は、以下の5つです。
- 商品・サービスの認知拡大につながる
- ブランディングにつながる
- 中長期的な集客システムを獲得できる
- 潜在顧客のインサイトを知れる
- 広告費を削減できる
順番に解説します。
1. 商品・サービスの認知拡大につながる
ブログを書くと、自社の商品・サービスの認知拡大につながります。
SEO対策をした記事を執筆すると、検索結果ページの上位に表示される可能性があり、読者に閲覧されやすくなるためです。
たとえば、毎月10,000回ほど調べられるキーワードで1位を取った場合、月に4,000人ほどのユーザーが記事をクリックします。
検索回数が多いキーワードで上位表示を獲得できると、商品・サービスの認知拡大につながるでしょう。
参考記事:FirstPageSage|Google Click-Through Rates (CTRs) by Ranking Position in 2024
2. ブランディングにつながる
ブログは、企業のブランディングにもつながります。
ブランディングとは「〇〇といえば、あの企業!」のように、自社のイメージをユーザーに刷り込ませる取り組みを指します。
ブランディングに成功すると、独自のブランド価値を築け、他社との差別化が可能です。
その結果、価格競争に巻き込まれずに、商品・サービスを提供し続けられます。
ブログで自社の領域に関する有益な情報を伝えると、ブランディングにつながるでしょう。
3. 中長期的な集客システムを構築できる
ブログを運営すると、中長期的な集客システムを構築できます。
ブログには集客効果があるためです。
また、記事は順位変動があるものの、削除しない限りは検索結果ページに表示され続けます。
成約につながる記事が検索結果ページの上位に表示され続けると、営業マンがいなくても集客を行うことが可能です。
ブログを適切に運営すると、人件費を減らしながら、集客力を向上させられます。
ただし、ブログを放置すると検索順位が落ちるため、定期的にメンテナンスをしましょう。
4. 潜在顧客のインサイトを知れる
ブログを運用すると、潜在顧客のインサイトを知ることができます。
「Googleアナリティクス」や「Clarity」などのツールを用いると、ブログの滞在時間や成約率などがわかります。
読者の興味関心や購買行動に合わせて、マーケティング施策を講じると、売上につなげることが可能です。
たとえば、成約率の高い記事がわかると、SNSで拡散させて売上を伸ばせます。
適切なブログ戦略を練ると、アクセス数やお問い合わせ数を向上させられるでしょう。
5. 広告費を削減できる
SEOを意識したブログを作成すると、広告費を削減できる可能性があります。
記事が検索結果ページで1位を獲得できると、リスティング広告に費用をかけなくても、アクセスが見込めるためです。
広告費用の計算方法は「広告費用 = 目標クリック数 × クリック単価」です。
たとえば、クリック単価が100円のキーワードで、目標クリック数を月間500件とする場合、毎月の広告費は50,000円(500件×100円)ほどかかります。
検索結果ページで1位を獲得すると、1記事分の費用で広告を出稿するのと同じ成果を得られるでしょう。
企業ブログのデメリット・問題点3選
企業ブログのデメリット・問題点を把握することが重要です。ブログを始めても損をしないか判断できるためです。
本章では、企業がブログを書くデメリット・問題点を3つ解説します。
- 成果が出るまで時間がかかる
- 記事の作成に時間がかかる
- アクセス数が急に激減する可能性がある
それぞれ見ていきましょう。
1. 成果が出るまで時間がかかる
ブログの成果を実感するには、4ヶ月〜1年ほどかかる可能性があります。
記事の品質を上げるだけでなく、Googleの評価基準の「E-E-A-T」を重視する必要があるためです。「E-E-A-T」とは、Googleの検索品質評価ガイドラインで定められたWebサイトの評価基準のことです。
- E:経験
- E:専門性
- A:権威性
- T:信頼性
関連ページや相互リンクの作成、被リンクの獲得などが必要です。Webメディアの総合力を高める必要があるため、成果が出るまで時間がかかります。
参考記事:Google検索セントラル|SEO業者の利用を検討する
2. 記事の作成に時間がかかる
記事を作成するのには、1記事あたり8〜12時間ほどかかります。
作成工程の内訳は以下の通りです。(5,000文字・1記事を想定)
- キーワード選定:30分
- 構成作成:4〜8時間
- 執筆:2〜5時間
- 見直し:1時間
- 入稿:30分〜1時間
自社の社員に任せると、ブログ制作に1〜2日間ほど費やされます。
記事を作成する手間を省くには、プロのWebライターに外注しましょう。
株式会社iTechでは、Web制作だけでなくブログでの集客もサポートしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
3. アクセス数が急に激減する恐れがある
Googleのアップデートがあると、ブログのアクセス数が急に激減する恐れがあります。
Googleは定期的にアップデートを行っており、その度に記事の順位が変動します。
アクセス数が激減すると、月100人集客できていた記事が、急に0人になる恐れがあるでしょう。
順位変動の理由は明確化されていません。そのため、順位の下落を確実に防ぐのは難しいです。
ただし、良質なコンテンツを作成すると、大きく順位が下落するのを防げます。
企業ブログが成功する3つのポイント
企業ブログが成功するポイントには、以下の3つが挙げられます。
- ターゲットを明確にする
- SEO対策を行う
- 効果測定を実施する
成功するポイントがわかると、遠回りせずにブログ運営を行えます。
失敗せずに記事を執筆できると、売上につながるのも早いでしょう。
1. ターゲットを明確にする
記事の作成ではターゲットを明確にすることが重要です。
みんなに向けた文章を書くと、誰にも刺さらない記事になるためです。
読者が「自分ごと」だと思わないため、読むのをやめてしまう可能性があります。
ターゲットを定めると、読者の悩みに刺さる文章を書けるため、成約につながりやすくなります。
ブログで商品・サービスを訴求する場合、ターゲットはその利用者に合わせるとよいでしょう。
2. SEO対策を行う
ブログ運営ではSEO対策を行う必要があります。
SEO対策を行うと、記事が検索結果ページの上位に表示されやすくなり、アクセス数が増加します。
ブログにアクセスが集まらないと、成約はおろか認知拡大もできません。
ブログ運営では、商品・サービスの認知を拡大し、売上につなげることが重要です。
株式会社iTechでは、Webサイト制作だけでなく、SEOを意識したブログの運営もサポートします。
Web制作+集客を検討している方は、お気軽にご相談ください。
SEO対策のコツは、以下の記事をご覧ください。
関連記事:【1からわかる】ブログ集客の方法と成功させる8つのコツ!売上UPのノウハウを紹介
3. 効果測定を実施する
ブログ運営では効果測定を行い、改善を繰り返すことが大切です。
ブログ運営には、絶対に成功するやり方がありません。PDCAを回して、もっとも成果の出る手法を探る必要があります。
具体的には、以下の項目のKPI・KGIを設定して、目標を達成できるようにしましょう。
- 記事の順位
- アクセス数
- クリック率(CTR)
- コンバージョン率(CVR)
設定した数値目標を達成できるように、効果測定と改善を繰り返すと、成果が出る可能性が上がります。
企業ブログに関するよくある質問
企業ブログに関するよくある質問に回答します。
- 社長ブログの効果は何ですか?
- 社員ブログの効果は何ですか?
- 会社はブログをやらないほうがいいですか?
それぞれ順番に解説します。
1. 社長ブログの効果は何ですか?
社長ブログには、以下のような効果があります。
- 顧客からの信頼性のアップ
- 社長への親しみやすさの向上
- 顧客数の増加
- 求める人材の採用
社長が考え方や働き方などを内外に宣伝すると、顧客からの信頼性や親しみやすさが向上するでしょう。
また、社長の考えを積極的に発信し、求める人材に情報が届くと、共感を得られる可能性があります。
その結果、応募数が増加し、採用につなげられます。
2. 社員ブログの効果は何ですか?
社員ブログは従業員を対象にした非公開のブログです。
社内の情報共有や企業理念の浸透、社内コミュニケーションの促進などのために活用されます。
社員ブログを通して、従業員に自社の魅力を再認識させると、帰属意識を高めることが可能です。
その結果、従業員の離職率が低くなったり、サービスの質が向上したりします。
3. 会社はブログをやらないほうがいいですか?
会社はブログをやったほうがいいです。
会社でブログを運営すると、自社の認知を拡大させられ、商品・サービスの販促につなげられるためです。
中長期的な集客システムを構築できるため、人件費を削減しながら、売上を高められるでしょう。
なお、成果を出すには、ブログ運営の目的を明確にして、適切な戦略を立てる必要があります。
Web制作からブログ集客を一貫して行うならば株式会社iTechにお任せください
企業ブログのメリットは、営業なしで中長期に集客を行えることや、顧客のインサイトを把握して適切なマーケティングができることなどです。
ただし、ブログで集客を行うには、SEO対策を行い、ターゲットに刺さるアプローチをする必要があります。
しかし、SEOの知識がなければ、適切なブログ戦略を立てられず、いつまで経っても集客や販促につながらないでしょう。
株式会社iTechは、Webサイト制作のフォローアップとして、ブログ集客もサポートします。
「Webサイトを作っても集客ができるか心配…」と考えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。