「ホームページに載せる内容の例を知りたい」
「ホームページのコンテンツ設計どうしたらいいの?」
と考える方もいるのではないでしょうか?
本記事ではホームページを作成したいけど、どのような内容がよいのかわからない方に向けて、コンテンツの例を紹介します。本記事を読むと、各ページごとの内容の例がわかり、失敗しないホームページ制作ができます。
ホームページのコンテンツ設計に悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
ホームページにおけるコンテンツ設計とは
ホームページにおけるコンテンツ設計とは、掲載する情報を洗い出し、階層を構造化して整理することです。
上記のようなサイト全体の構造を表す「サイトマップ」を作成する作業と似ています。ホームページの閲覧者が、目的のページにスムーズに到達できるようにするのが、コンテンツ設計において重要です。
ホームページに必要なコンテンツとは
ホームページに必要なコンテンツには、以下が挙げられます。
HPに必要なコンテンツ | コンテンツの具体例 |
---|---|
自社の魅力を伝えるコンテンツ | ・経営理念・ビジョン/ミッション・代表挨拶・事業紹介・スタッフ紹介 |
顧客のニーズに応えるコンテンツ | ・商品/サービスの説明・料金体系・採用情報・お問い合わせ・IR情報 |
他社との差別化につながるコンテンツ | ・口コミ/評価 |
ホームページを作成する上で、自社の魅力を伝えるコンテンツは不可欠です。自社の経営理念やビジョン/ミッションを伝えると、顧客から共感を得られます。
また、商品/サービスや料金体系、採用情報などの顧客のニーズに応える内容を掲載すると、販促力や採用力の強化につながります。
ただし、上記のような情報は他社もホームページに掲載しているため、差別化につながるコンテンツも必要です。
ホームページに掲載するコンテンツの例
ホームページの各ページに掲載するコンテンツの例を紹介します。
- トップページ
- 企業概要/会社案内ページ
- 商品情報/事業内容ページ
- 採用ページ
- お問い合わせページ
- その他のページ
各ページにおける漏れやすいコンテンツの例を中心に紹介しますので、ぜひご覧ください。
1. トップページの例
トップページに掲載する内容の例は「重要なお知らせ」や「各ページへの導線」「SNSへのリンク」などです。
◾️各ページへの導線
トップページには各ページへの導線を設置する必要があります。ユーザーの知りたい内容は、トップページにすべて記載されているわけではありません。複数のページに分けて掲載されているケースがほとんどです。各ページへの導線がなければ、ユーザーが得たい情報やコンテンツに到達しにくいでしょう。各コンテンツの内容をわかりやすく要約する項目を作成すると、ユーザーを誘導しやすくなります。
◾️重要なお知らせ
トップページに重要なお知らせ蘭を設置すると、臨時休業や営業時間の変更などの緊急性のある連絡事項をユーザーに届けやすくなります。通常のお知らせと混同してしまうと、重要なお知らせが埋もれてしまう可能性があります。そのため、これらを分けることがポイントです。ヘッダーの下部や上部に重要なお知らせ欄を設置すると、視認されやすくなるでしょう。
◾️SNSへのリンク
トップページにSNSへのリンクを載せることも重要です。SNSをフォローしてもらうことで、売上や採用力の向上につながる可能性があるためです。たとえば、自社のYouTubeのチャンネルをフォローしてもらい、再生数が伸びると広告収益が上がります。また、Xで採用情報を発信すると、そこから応募につながる可能性があります。SNSのリンクは、ホームページのヘッダーやフッターに設置されるケースが多いです。
2. 企業紹介/会社案内ページの例
企業紹介/会社案内ページに掲載する内容の例としては、主に以下が挙げられます。
- 会社概要(従業員数/売上高/所在地/資本金/営業時間/連絡先)
- 代表挨拶
- 経営理念/ミッション/ビジョン
- 事業内容
それぞれ順番に見ていきましょう。
◾️会社概要(従業員数/売上高/所在地/資本金/営業時間/連絡先)
企業紹介/会社案内ページには、会社の基本情報を掲載します。たとえば、社名や売上高、所在地、資本金、営業時間、連絡先、設立年、代表者名などです。これらの情報を掲載すると、顧客が商品・サービスを利用するときに信用されやすくなります。また、取引先や投資家などが、会社の経営に問題がないかを判断できます。会社の信用を上げるためにも、正確に記載しておきましょう。
◾️代表挨拶
企業紹介/会社案内ページに代表挨拶を載せるのもポイントのひとつです。代表挨拶はホームページに必ずしも載せる必要はありません。しかし、代表挨拶を掲載すると顧客や取引先に親近感を持ってもらえるメリットがあります。事業を始めるきっかけや掲げている理念を、代表自身の言葉で伝えると親しみのある文章になる可能性があります。
◾️経営理念/ミッション/ビジョン
経営理念やミッション、ビジョンを企業紹介/会社案内ページに載せるのも重要です。これらを掲載すると、企業のブランドイメージの向上や、顧客や取引先、投資家からの信頼の獲得、会社にマッチした人材の採用などにつながります。また、会社のビジョンを明確にして方向性を明確にすると、社員が一体感を持って働くことにつながるでしょう。対外的・対内的によい影響を与えるため、経営理念やミッション、ビジョンを、ホームページに掲載しましょう。
3. 商品情報/事業内容ページの例
商品情報/事業内容のページには、商品・サービスの紹介だけでなく「商品画像」や「実績」「お客様の声」などを掲載することも大切です。顧客や取引先から信用され購買や依頼につながるためです。それぞれ、どのようなコンテンツを作成すればいいのか紹介します。
◾️商品画像
商品情報/事業内容ページには、商品・サービスの画像を掲載することも重要です。有形商品ならば写真、無形商品ならばイラストやロゴなどを掲載しましょう。商品画像を掲載してユーザーに2次利用されると、事業の認知拡大につながります。たとえば、ECサイトや他社メディアで取り上げられる際に、画像を使ってもらえる可能性があります。また、画像があると顧客や取引先が、商品・サービスをより具体的に知ることが可能です。
◾️実績
商品情報/事業内容ページに実績を掲載するのもおすすめです。顧客や取引先からの信用を獲得できるためです。たとえば、BtoBの事業ならば、どのような企業にサービスを提供していたのか、どのくらいの成果を出せたのかなどを公開するとよいでしょう。BtoCならば、サービスによって顧客がどのくらい稼げたのかを記載すると信用されやすいです。
◾️お客様の声
商品情報/事業内容ページにお客様の声を載せるのも、信頼を得る手段のひとつとして最適です。自社の商品・サービスを利用した顧客がどのような成功体験を得たのか、売上がどのように変わったのかなどを掲載しましょう。顧客にインタビューを行い、写真付きで掲載するのもおすすめです。
4. 採用ページの例
採用ページには、実務経験やスキル、休日数、勤務時間などの募集要項を記載します。採用情報のうち漏れやすいのが「福利厚生」と「求める人物像」です。ここでは、それぞれどのようなポイントを押さえて、掲載すればよいのか詳しく解説します。
◾️求める人物像
採用ページには、求める人物像を掲載することも重要です。募集要項を載せるだけでは、働き方のミスマッチが起きて、採用コストが無駄になる可能性があるためです。企業の理念やビジョン、ミッションを基に、求める人物像を明確化しましょう。性格や経験、年齢、性別などを言語化してホームページに記載すると、採用のミスマッチを防ぐことが可能です。
◾️福利厚生
ホームページに福利厚生を掲載することも、採用活動を成功させる上で大切です。福利厚生が掲載されていないと、求職者はないものと判断する可能性があります。その結果、優秀な人材が集まらない恐れがあるでしょう。他社との差別化につながる福利厚生がなく、一般的なものだけだったとしても、採用ページには漏れなく記載してください。
5. お問い合わせページの例
お問い合わせページには、フォームだけでなく「メール設定確認のお願い」や「返信までの目安時間」を掲載しましょう。
◾️メール設定確認のお願い
メール設定確認のお願いとは、会社からの返信メールが迷惑メールとして振り分けられるのを防止する案内です。ユーザーのスマホの設定によっては、会社からの返信が迷惑メールとして扱われ、届かない可能性があります。そのため、お問い合わせフォームの送信前後にメール設定確認のお願いを表示させることが重要です。
◾️返信までの目安時間
お問い合わせフォームを送信してから、返信するまでの目安時間を掲載しておくのも大切です。上記がないと、休業日で返信に時間がかかるときに、レスポンスが悪い企業というイメージを持たれる可能性があります。営業日なら1〜2日、土日祝を挟むなら翌営業日などのように返信までの目安時間を掲載しましょう。
6. その他のページの例
その他のページに載せる内容の例としては、主に以下が挙げられます。
- よくある質問
- サイトマップ
順番に内容を解説します。
◾️よくある質問
見込み顧客の悩みを解決するために、よくある質問を載せることも重要です。よくある質問をまとめて掲載しておくと、顧客はお問い合わせをする必要がありません。また、企業側はお問い合わせに対応する手間を省くことが可能です。
◾️サイトマップ
サイトマップとは、閲覧者がそのホームページにどのようなページがあるのかを伝えるためのページです。サイトマップがあると、ユーザーが求める情報がホームページにあるのかを判断することや、目的のページにすぐに移動できることにつながります。また、Googleの検索エンジンがホームページをクロールする範囲を広げます。
ホームページのコンテンツの例
ホームページのコンテンツの例がわかると、それらを参考にして内容を設計できます。ここでは、株式会社iTechが作成したWebサイト/ホームページの内容の例を紹介します。
- 株式会社and Vet
- 株式会社Exe Partnerz
それぞれ内容の例を見ていきましょう。
株式会社and Vet
株式会社and Vetは、千葉県の動物病院です。当HPでは、トップページに重要なお知らせや動物病院の概要(連絡先/住所/アクセス)、診療案内、症例、スタッフ紹介、通常のお知らせなどを掲載しています。
このうち、ファーストビューには、重要なお知らせとキャッチコピー、各コンテンツへの導線を設置。重要な内容をファーストビューに設置し、スクロールするとユーザーが知りたい情報にすぐに辿り着けるようにしました。
またスクロールしなくても、ファーストビュー右上のリンクから各コンテンツに飛べるように設計しています。
株式会社Exe Partnerz
株式会社Exe Partnerzは、補助金の活用支援や法人営業のサポートを行う東京都の会社です。トップページには、ミッションやビジョン、事業内容、ブログ、通常のお知らせなどのコンテンツを掲載しています。
ホームページのファーストビューには、SNS(LINE)や各コンテンツへの導線などを設置。ファーストビュー右上のLINEを目立たせ、見込み顧客に「友だち追加」を促します。
また、トップページに会社のビジョンやミッションを掲載して、見込み顧客からの信頼を獲得しています。
ホームページの内容に関するよくある質問
ホームページの内容に関する、以下のよくある質問に回答します。
- ホームページに著作権はありますか?
- ホームページ作成で考えることはありますか?
- ホームページ作成に必須の項目は何ですか?
ホームページの作成前に疑問点をなくしておきたい方は、ぜひチェックしてみてください。
1. ホームページに著作権はありますか?
ホームページに著作権はあります。画像や文章、音楽、動画、ソースコードなどが著作権に該当します。ホームページを外注した場合、著作権を持つのは制作会社です。また、著作権は譲渡も可能です。
2. ホームページ作成で考えることはありますか?
ホームページ作成で考えることには、主に以下が挙げられます。
- ホームページの目的は明確か
- ユーザー目線か
- 競合より魅力的か
- 表示スピードが早いか
- 質の高いコンテンツになっているか
- SEO対策はできているか
上記のうち、とくに重要なのがホームページの目的を明確にすることです。自社の魅力をターゲットにどのように伝えるかを明確にしないと、みんなに向けたホームページになります。その結果、誰にも刺さらなくなり、集客につながりません。誰に何を伝えたいのかを明確にして、ターゲットに刺さるホームページの内容を作成しましょう。
ホームページの目的の明確化について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
3. ホームページ作成に必要なものは何ですか?
ホームページを作成するのに必要なものは、以下の3つです。
- ドメイン
- サーバー
- ホームページコンテンツ
ドメイン(URL)はインターネット上の住所を指します。株式会社iTechならば「https://itechinc.jp/」の「/itechinc.jp/」がドメインに当たります。サーバーはインターネット上の家のことです。サーバーがないとホームページを開設できません。コンテンツは各ページを指します。少なくともこれら3つがあればホームページを作ることが可能です。
まとめ
本記事ではホームページの内容の例を紹介しました。ホームページを作成するときは、コンテンツ設計を行い、各ページの内容を魅力的にする必要があります。重要なお知らせや経営理念、お客様の声などを掲載すると、ユーザーが信頼できるホームページになるでしょう。株式会社iTechでは、入念なヒアリングを行い、顧客の求めるホームページを作成します。ホームページの作成を検討されている方は、お気軽にご相談ください。